周南市中心市街地活性化協議会は4月30日、徳山駅周辺のグルメ情報をまとめた書籍冊子「徳山駅旅 グルメ豆本2020」を発売した。
編集長は、同協議会アドバイザーの平義彦さん。長崎県出身の平さんは、周南市にはいいものがたくさんあるのに、情報発信ができていないもどかしさを常に感じており、駅周辺の飲食店をランキング形式で紹介する同冊子を企画。クラウドファンディングで資金を募り、地元の高校生や大学生、アマチュアカメラマンなどと協力して作成した。
冊子では、徳山駅周辺で地元民150人に行ったアンケート調査結果の下、昼・夜・甘味のジャンル別に飲食店を掲載。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた店舗も多いことから、予定より掲載数を増やし、テークアウトを実施する店舗など計40店舗を紹介する。
「昼ごはん」部門には、1946(昭和21)年創業の喫茶店「ポパイ」や徳山銀座商店街の地下にある洋食店「アラスカ」、「夜ごはん」部門には、「宇佐川水産銀座店 じまんしー」や「魚屋と食事処 いかざき」など瀬戸内の海の幸が楽しめる居酒屋がランクインした。
平さんは「当初、出張者や転勤族をメインターゲットにしていたが、地元市民にこそ知ってほしい名店がランクインした。新型コロナウイルス感染拡大が止まらぬ厳しい景況だが、コロナが終息後、美食の街歩きガイド本として役立ててもらえたら」と呼び掛ける。
A6判カラー46ページ。発行部数は3000部。価格は200円。徳山駅前図書館・蔦屋書店、宮脇書店、掲載店、徳山商工会議所などで販売する。