下松市の東陽小学校(下松市東陽4)と久保小学校(下松市河内)が8月27日、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使った交流授業を行った。
これまで両校は、遠足で互いの学校を訪れたり、合同で陸上競技会を行ったり交流を深めていた。今回、新型コロナウイルス感染症の影響で他校との交流が難しくなったことや、オンライン授業の研修を兼ねて、久保小学校が同企画を提案、開催が決まった。
同日は、東陽小3年1組の児童35人と久保小3年1組の児童22人が参加。Zoomを使って教室をつなぎ、児童らはテレビモニターに映し出された映像を見ながら、自分たちの学校や周りの自然環境を紹介し、外国語活動として英語でビンゴゲームやクイズなどをして楽しんだ。
外国語活動で行われた豆つかみ最終戦では、久保小のALT・ペリー先生と東陽小の大塚健真先生が対決。両教室で歓声が上がる中、大塚先生が僅差で負け、盛り上がった。
東陽小の児童の一人は「ビンゴゲームやクイズなど、一緒に遊べて楽しかった。久保小には知っている子もいるので、オンラインで会えてよかった」「またオンラインで勉強したり、遊んだりしたい」と口々に話し、笑顔を見せた。
大塚先生は「最初、機材の不具合があり、ひやひやしたが児童らも楽しめたようでよかった。子どもたちも私もオンラインに慣れておらず、時差でお互いの空気感が伝わりにくく、戸惑う場面もあったが、継続して経験することでコミュニケーションを磨けていけたら」と話す。