周南市の湯野温泉が9月1日、新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んだ観光客や利用者を呼び戻そうと「湯野温泉プレミアム商品券」と「ゆめぐりプレミアムチケット」を販売する。
湯野温泉旅館協同組合が発行する商品券のプレミアム率は50パーセント。1セットにつき2,000円分(500円×4枚)を1,000円で販売する。湯野温泉の芳山園、紫水園、湯野荘の3施設で、宿泊や食事代、土産購入費などに活用できる。800セット限定で、購入は1人10セットまで。GOTOトラベルキャンペーンや、山口県発行のプレミアム宿泊券との併用で割引率は最大80パーセント以上になる。
湯野温泉事業協同組合が発行する温泉チケットは、3施設の各入浴券を3枚1セットで販売する。3施設を利用すると通常1,794円かかる入浴代が約半額の900円で利用できる。1000セット限定。
プレミアム分については、各組合が周南市の経済支援策「組合等消費喚起活動支援補助金」を活用する。
湯野温泉関係者によると、新型コロナウイルスの影響で、4月から8月かけ宿泊、温泉利用者は大きく減り、売り上げは前年比5割減という。旅館組合理事の西田宏次朗さんは「3施設とも新型コロナウイルスの対策もしっかりと行っている。湯野温泉は、泉質も良く、空気も良く、料理もおいしい。プレミアムチケットをきっかけにもう一度足を運んでほしい」と話す。
商品券、温泉チケットは、3施設と道の駅「ソレーネ周南」、観光案内所「街のポート」で販売する。利用期限は1月31日まで。