4月1日にリニューアルした「下松市栽培漁業センター」(下松市笠戸島、TEL 0833-52-1333)が8月31日、来場者数1万人を突破した。
「笠戸ひらめ」や「笠戸とらふぐ」の養殖、オニオコゼ、キジハタ、マコガレイなど12魚種の育成、稚魚の放流を行っている同施設。新たな魚種の種苗生産と生産尾数の増加を目的に「新種苗棟」を整備し、笠戸島の新たな観光施設として日本最大規模のタッチングプールや調理室などを併設し、4月1日から一般に開放してきた。
リニューアルオープンして間もない4月6日から新型コロナウイルスの影響で約1カ月半にわたり休館したが、再開後、県内の新観光スポットとしてメディアに取り上げられた効果もあり、6月下旬には1日600人近くが来場する日もあったという。8月になって気温が高くなるにつれ、気軽に水遊びできる場としてリピーターも多く訪れ、年間目標であった来場者数1万人を約5カ月で突破した。
この日、1万人目の来館者となったのは、学校の休みに合わせ家族6人で来館した下松市の吉村智美さん一家。国井益雄下松市長らから国民宿舎大城の食事券やヒラメを抱えたクマのぬいぐるみなどが贈られた。
小学6年生の吉村真凛さんは「1万人目になってとてもうれしい。魚が大好きなので、楽しみにして来た。今日は触れ合って楽しみたい」と笑顔を見せていた。
開館時間は9時30~16時30分。火・水曜休館。