プロ・アマ男女混合のゴルフ大会「Golf Trophy in YAMAGUCHI(ゴルフトロフィーインやまぐち)」が10月21日、周南カントリー倶楽部(山口県周南市安田)で開かれた。
防府市出身の女子プロゴルファー沖せいら選手 1ストローク差の2位タイ
新型コロナウイルス感染拡大により多くのゴルフ大会が中止となる中、山口県内、近県のゴルファーに試合の機会を提供し、スポーツを通じて明るい話題を提供しようと開催が決まった。主催は周南市体育協会。
晴天に恵まれたこの日、大会には県内や近県のプロゴルファーや、山口・広島・岡山の高校生らアマチュア選手の計83人が出場。感染リスク軽減のため無観客での試合となったが、18ホールで熱戦が繰り広げられた。
優勝は、5アンダーの「67」で回った小田孔明選手、2位は1ストローク差で、防府市出身の女子プロゴルファー沖せいら選手、河井博大選手、宮里優作選手の3人が並んだ。アマチュアジュニア男子の部は、寺西遼馬選手(広島国際学院高等学校)、女子の部は佐々木史奈選手(岡山県作陽高校)がそれぞれ2アンダーの70ストロークで優勝した。
小田選手は「どんな大会でも優勝はとてもうれしい。これだけ試合が少なく優勝から遠のいていると最終ホールのパットはとても緊張した。残り試合も1戦1戦を大切にし、来年につなげていきたい」と笑顔を見せる。
沖選手は「良い感じで進み、後半も6アンダーまで行ったが、残り3ホールでミスが続いたのがとても悔しい。地元での大会、男子プロも含め2位という成績にほっとしている」と話す。
大会を主催した周南市体育協会では参加選手や協賛企業などから集めた募金107万円を、徳山医師会を通じ新型コロナウイルスと戦う地域の医療機関に寄付した。