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周南・中須北の棚田米で作る「泣かす酒」、今年も発売へ

泣かす酒

泣かす酒

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周南市内で日本酒の醸造・販売を手掛ける「はつもみぢ」(周南市飯島町1)が2月4日、純米酒「泣かす酒」発売する。

中須北の棚田 はぜ掛けの様子

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泣かす酒は、同市中須北のブランド米「泣かす米」と中須北の水を使って造る500本限定の純米酒。毎年立春の日に発売し、数日で完売する人気商品。今年で6年目を迎える。

中須北は周南市の北東に位置する標高300メートルの中山間地域で、「やまぐちの棚田20選」にも選ばれ、すり鉢状の棚田で知られる。同地区の都濃自然米生産グループが作る「泣かす米」は、化学肥料や除草剤、防除剤などの農薬を一切使わず、昔ながらのハゼかけ天日干しで作った有機米。地域名の「中須」と、手間暇をかけて作る農家の涙のようにしたたり落ちる汗や、涙が出るほどおいしい米のイメージから「泣かす米」名付け、その米で造ったのが「泣かす酒」。

同生産グループの佐伯伴章さんは「汗水かけて育てた米と、その米を育てた水で造るお酒。毎年おいしく頂いている。2月4日の晩酌が待ち遠しい」と話す。

はつもみぢの原田康宏社長は「すっきり系の純米酒。今年の仕上がりも、新酒特有の華やかな香りと米のうま味が十分に楽しめるお酒になっている」と話す。「毎年好評を頂いており、今年も全て出荷済み」とも。

価格は1.800円(720ミリリットル)。周南市戸田の道の駅「ソレーネ周南」や周南観光コンベンション協会運営の「まちのポート」、市内の酒店などで扱っている。

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