周南市民を対象にしたスマートフォンを使った写真や動画のクリエイティブ講座「国民総クリエーター時代のプロモーション」が11月18日、徳山駅前図書館で行われた。
同講座は周南市のシティプロモーション事業の一環。周南市民や関わりを持つ人に動画や写真を撮影してもらい周南市の魅力を多くの人に発信してもらおうと企画した。
講師は福岡を拠点に活動する映像クリエーターの「あああつし」さん。スマートフォンを使った写真や動画の撮影方法をショートムービープラットホーム「TikTok」で発信。プロクオリティーの写真や動画が簡単にまねできると話題になり、220万人のフォロワーを持つ。
同講座には、市民や市職員でつくるシティプロモーショングループ「SHUラボ」メンバーや市民ら約40人が参加。あああつしさんは「誰もが情報を発信できる時代、まずは発信することが大切」と話し、SNSプラットホームに合わせた写真や動画作成のヒントや、見る人を引き付ける編集、加工の方法など、自身が撮影した動画を見せながら説明した。
地域の魅力発信のポイントについて、あああつしさんは「ただの美しい風景やおいしそうな料理など完成されたものだけなく、その過程を紹介するなど、発信したくなるような余白が大切」とアドバイス。参加者らはメモを取りながら聞き入った。
SHUラボメンバーの一人は「今日学んだことを生かし、動画でも周南の隠れた魅力を発見し、発信していきたい」と話した。
同クリエイティブ講座は27日にも開催。テレビCMや映画などを手掛ける映像制作会社ROBOT(東京都)のプロデューサー・柳井研さんを講師に迎え、「ヒット作品を生み出す会社に学ぶ心を動かす動画の作り方」をテーマに講演を行う。開催時間は18時30分から。定員は先着10人。市の公式インスタグラムやフェイスブックでの配信も予定する。