周南市の中心市街地と図書館、書店を会場に10月21日から、ブックイベント「あちこち“ほん”わか日和in山口」が開催される。

あちこち“ほん”わか日和in山口　フライヤー

　同イベントは、徳山駅前図書館を中心に書店やカフェなどで構成する「徳山駅前賑（にぎ）わい交流施設」が来年2月3日に開設することを機に、本を通じたコミュニケーションを図り、新たな本文化の発信や人材育成、地域活性化を促進しようと周南市中心市街地活性化協議会などでつくる同実行委員会が企画する。

　11月11日は集中イベント日とし、徳山駅南北自由通路を中心に「駅前古本市」のほか、本の世界に登場するパンや料理を再現するマルシェブース、映画館のスクリーンに投影しながらの読み聞かせ会、ビブリオバトルなどを開く。

　ビブリオバトルはお気に入りの本を1人5分の持ち時間で紹介し合い、最も読みたくなった本を選ぶ書評コミュニケーションゲーム。高校生が主体となり、本を通じた街づくりに取り組む「ほんまちプロジェクト」が主催する。同イベントは、10月22日、29日、11月5日にも市内書店や図書館で行う。

　10月26日には日本全国の書店を取材し応援活動を行う和氣正幸さんの「東京わざわざ行きたい街の本屋さん」刊行記念トークショー、11月25日には月刊「ソコトコ」の指出一正編集長のトークショーを予定する。

　期間を通じて、図書館や市内外の書店を回るスタンプラリー、本にまつわる展示イベントを徳山商店街のカフェで行う。「PH CAFE」（若宮2）では、東京のフリーペーパー専門店「ONLY FREE PAPER（オンリー・フリーペーパー）」監修による、ローカルから専門的なジャンルまで全国各地のフリーペーパー100点を展示。「プチポア グリーンカフェ」（銀南街4）では、創刊35年を数える地域情報誌「トライアングル」のバックナンバーの展示や、年間購読権がもらえる投稿企画などを用意する。

　各イベントの参加申し込みは同実行委員会フェイスブックページなどで受け付ける。11月26日まで。