昨年10月にスタートした周南経済新聞。2017年の年間PV（ページビュー）ランキング1位に輝いたのは、3月に開催された英国向け鉄道車両の昼間陸送イベントだった。

虹ケ浜に打ち上げられたカタクチイワシ（関連画像）

　同イベントは「ものづくりのまち くだまつ」をアピールするため、通常は深夜に行う鉄道車両輸送を昼間に開催。全国初の試みに沿道には鉄道ファンや市民ら3万人の観客が集まった。その様子は全国放送のニュースや雑誌でも取り上げられ、その反響と経済効果から第2回開催を望む声が市民から多く上がっている。

　ランキングは今年1月1日から12月14日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 下松で英国向け高速鉄道車両の昼間陸送イベント 3万人の観客で賑わう（3/5）

2. 「イオンタウン周南久米」に新規12店 「GU」「宮脇書店」「ダイソー」など（4/11）

3. 下松で英国向け高速鉄道車両の昼間陸送イベント 「ものづくりのまち」をアピール（1/18）

4. 光市に雑炊専門店「森の・ぞうすいやさん」 山口市阿東「純味」の姉妹店（3/16）

5. 光市室積にボルダリングジム 自社開発の大型ホールドやボルタリングタワーも（3/3）

6. JR下松駅南にカフェ・肉バル風居酒屋 16種類のプチケーキも（5/20）

7. 周南・徳山港近くにコーヒースタンド 1日中楽しめるモーニングセットも（5/10）

8. 光市室積にサンドイッチ専門店「三角屋」 自家製食パンに具材にこだわり（3/29）

9. 光の虹ケ浜海岸に大量のカタクチイワシ 500メートルに1万尾（6/1）

10. 周南の商店街に牧場直営ジェラート専門店 道の駅ソフトクリーム店に次ぐ2店舗目（7/15）

　2位は、昨年11月にスーパーマーケット「マックスバリュ」を核テナントとした「イオンタウン周南久米」の第2期オープンの記事。衣料品販売店の「GU（ジーユー）」や喫茶・コーヒー専門店「倉式珈琲（コーヒー）店」、宮脇書店など11店舗が出店。その後も、6月に焼き肉店「焼肉彩苑じゅうじゅう亭」、10月にお好み焼き店「どんどん亭」が出店し話題が続いた。

　飲食店やボルタリングジムのオープン記事が上位10本中7本を締める中、9位に光市虹ケ浜にカタクチイワシが打ち上げられる記事がランクイン。自然豊かな周南エリアらしい記事がSNSで拡散された。

　来年は、CCC（カルチュア・コンビニエンス・クラブ）が運営する駅前図書館を中心とする周南市徳山駅前賑（にぎ）わい交流施設がオープンする。周南経済新聞ではこれからも「街の記録係」として、周南市中心市街エリアの動きに注目しながら今年過去最高の人口数を記録した下松市や、自然豊かな光市のニュースを取り上げていきたい。