山口県下松市笠戸島で2017年2月12日に行われる「くだまつ笠戸島アイランドトレイル2017」のランナー募集が9月15日、始まった。
下松商工会議所青年部を中心とした実行委員会が主催し、プロトレイルランナー奥宮俊祐さんが大会のプロデュースを行う。今年2月に初開催された前大会は、全国26都府県から504人がエントリー、地元高校生や住民を中心とした316名のスタッフが盛り上げた。
前回よりコースを延長したロングコース30キロに加え、初心者でも楽しめる17キロのショートコースを新設する。瀬戸内海国立公園に指定される笠戸島全体を使ったレースで、標高200メートルを超える山々や海岸沿いの断崖絶壁を駆け抜け、白い砂浜、造船所などを変化に富んだ景色を楽しみながら走る全国でも珍しいコースだという。給水所では、前回好評だった大漁旗を使った応援や特産のニンニクを使ったスープなども用意する予定だ。
実行委員長の藤内晃さんは「前回は地元高校生なども含む300人以上のボランティアが集まり、地域一体となって大会を盛り上げることができた。今年もさらなるおもてなしを用意して選手を迎え入れたい」と意気込みを見せる。
大会前日の11日には、今年11月にグランドオープンする国民宿舎「大城」(笠戸島)で前夜祭を開催。トークショーや地元住民との交流を計画している。
定員は、ロングコースとショートコースを合わせて700人。各種目、男子・女子それぞれの1位~6位を表彰。入賞者にはフグやヒラメなどの賞品、完走者には高校生による手作りチョコケーキも用意する。ランニングポータルサイト「RUNNET」で12月18日まで受け付け、定員に達し次第終了する。