新春恒例の初競りが1月6日早朝、周南市地方卸売市場水産物市場(周南市晴海町)で開かれた。
早朝5時50分から始まった水産物部の初競り式には、漁師や仲卸業者、市場関係者など約100人が参加。「しゅうなんおさかな大使」を務めるお笑い芸人「いかちゃん」は初参加した。
初競りのセレモニーは、藤井律子周南市長といかちゃんの仕切りで行われた。縁起が良いとされる出世魚のブリは1万7,000円、マダイは1万5,000円、「しゅうなんブランド」に認定された周南市産トラフグ「徳山ふぐ」は2万8,000円と、それぞれご祝儀値で競り落とされた。その後は、競り人の力強いかけ声の中、場内に並べられたタイやヒラメ、アジなどが矢継ぎ早に競り落とされ、場内が活気づいた。
競りの仕切りを体験したいかちゃんは「初競りということもあり、いつもと違う皆さんのテンションにわくわくした。場内には昨年より多く魚が並んでいたそうでとても活気があった」と話す。今後のおさかな大使の活動については、「周南地域の海や魚たちの魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい。魚になじみがない子どもや大人にも、自分が描いたフリップネタやイラストを通して魚のおいしさを楽しく伝えたい」と意気込む。