![参加を呼びかける舛本さん](https://images.keizai.biz/shunan_keizai/headline/1739444543_photo.jpg)
「部活動地域移行シンポジウム」が2月23日、周南市文化会館(周南市徳山)で行われる。主催は、周南市、周南市文化振興財団。
2026年4月からの中学校部活動地域移行に向け現在準備を進めている同市ではこれまで、地域のスポーツ団体による体験会を開催してきた。同シンポジウムは、文化芸術活動団体を中心に体験会を開き、移行の趣旨を広く周知する目的で企画した。
当日は10時から「地域クラブ見本市」も開く。15の文化芸術活動団体が体験ブースを設置し、押し花、茶道、華道、フラワーアレンジメント、書道、吹奏楽、邦楽、手芸、音楽、科学・3Dプリンター工作などの体験を用意する。対象は小学生~大人。参加者に図書カードを抽選で進呈するスタンプラリーも行う。
14時からの「部活動地域移行シンポジウム」では、滋賀県守山市市民文化会館副館長の小森慎也さんが基調講演として、文化会館が運営する吹奏楽団を紹介する。その後は、地域クラブ運営者や中学校放送部の生徒などが登壇し、部活動の地域移行について意見を交わすパネルディスカッションを行う。
同財団によると、現在市の地域クラブに登録する87団体のうち、中学生の受け入れ態勢が整っているのはスポーツ団体51団体、文化活動31団体。
同財団の舛本未来さんは「部活動がなくなった後、子どもたちの受け皿となる団体を募集している。シンポジウムに参加し、今後どのような活動が求められるのかを知る機会にしてもらえたら。見本市では、やったことのないことを体験し、興味があれば実際に参加してもらいたい」と呼びかける。
参加無料。