
「くだまつ笠戸島アイランドトレイル2025」が2月2日、下松市笠戸島で開催された。
下松商工会議所青年部などで構成する実行委員会が2016年から毎年開催し、10回目の節目となった同大会。笠戸島の魅力発信や交流人口の増加を目指している。今回は10周年記念として、従来の30キロのロングコースと17キロのショートコースに加え、3人1チームで30キロをつなぐ「トレイルリレー」が新たに設けられた。28都道府県から846人がエントリーし、740人が参加した。
当日は、前日から降り続いた雨もスタート前にはやみ、空には晴れ間がのぞくまでに回復。スタート地点の国民宿舎大城を出発したランナーたちは、標高200メートルを超える山々や海岸線を背景を走った。島内3カ所に設けられたエイドステーションでは、地元住民や学生ボランティアが手作りの豚汁や特産品を振る舞い、ランナーたちに温かい声援を送った。
今回新設した3人1チームで30キロを走る「トレイルリレー」では、スタートから深浦エイドまでを第1区、深浦エイドから本浦エイドまでを第2区、本浦エイドからゴールまでを第3区として、各ランナーがたすきをつないだ。リレーの部で優勝した「低山なめるな」チームの代表者は「10周年の記念イベントを優勝で飾りたくてチームを結成した。たすきをつなぐプレッシャーを感じながらも、走りを楽しむことができた」と笑顔を見せていた。
今大会は723人のランナーが完走した。