
「国際交流サロン」が2月15日、徳山保健センター(周南市児玉町1)で開催された。主催は周南市国際交流サロン運営委員会。
同委員会は、市民と外国人が気軽に楽しく交流できる場として、年に4回イベントを開いている。今回は市民38人が参加し、スリランカと台湾出身の留学生2人が講師を務めた。
この日作ったのは、台湾のフルーツあめ「タンフールー」と、スリランカで親しまれるココナツ入りのパンケーキ。参加者は6班に分かれ、スリランカ人や韓国人の留学生が調理をサポートした。
タンフールー作りでは、ミニトマトやイチゴ、ブドウを竹串に刺し、煮詰めた砂糖水のあめを絡めた。講師を務めた台湾出身のチンさんは「タンフールーは子どもでも手軽に作れる。気軽に挑戦してもらえたら」と話す。参加した女性は「台湾ではミニトマトをフルーツとして食べると聞いて驚いた。どんな味になるかドキドキしたが、とてもおいしかったので家でもチャレンジしたい」と話していた。
スリランカのパンケーキは、ココナツミルクやターメリックを使った生地を薄く焼き、甘く味付けしたココナツファインを巻いた物。参加者の男性は「日本のパンケーキを想像していたが、クレープのような仕上がりで新鮮だった」と話す。「キャラメル味でサクサクしておいしい」と、あっという間に食べ終えた子どももいた。
会食後は、スリランカ・台湾の留学生が各国の文化や歴史、暮らしについて日本語で紹介。スリランカの留学生がスリランカの民族詩を日本語で歌うと会場に集まった人たちから拍手が送られた。
台湾が好きで参加したという女性は「短期留学の経験があったが、日本では台湾語を話す機会が少なく忘れがちだったので、久しぶりに会話できてうれしかった。また台湾に行きたい」と笑顔を見せる。