周南市須金地区で8月25日、「須金ぶどう・梨生産組合」が観光農園の営業を始める。
果樹農家16軒で構成する同組合。「須金フルーツランド」の愛称で親しまれる観光農園は、ブドウ約30品種・16ヘクタール、ナシ約20品種・7ヘクタールを栽培する。今年は15カ所で観光農園を展開する。
「福田フルーツパーク」(周南市須金、TEL0834-86-2138)では、ブドウ、ナシ合わせ4ヘクタールを栽培し、ブドウは「巨峰」「ピオーネ」「安芸クイーン」、種無しで皮ごと食べられる「シャインマスカット」「瀬戸ジャイアンツ」など20品種を提供する。 ナシは、「二十世紀」「豊水」「幸水」、近年開発された「あきあかり」「南水(なんすい)」など17品種を提供する。
同園の福田陽一さんは「どの果実も完熟した状態で収穫でき、一番おいしいタイミングで食べることができるのが観光農園の特長。今年は天候に恵まれ、日照量も多く糖度が高い」と話す。
料金は各園共通。ブドウは入園料=無料。計量販売する。巨峰は1キロ=1,404円、ピオーネ1キロ=1,512円、そのほかの品種は各園により異なる。ナシは入園料1,080円(試食1個と持ち帰り4個含む)。
開園時間は 9時~17時。10月中旬まで。
8月26日は須磨小学校(周南市須万)グラウンドで「なし・ぶどう祭」を開催する。ピザやヤマメの塩焼きなど飲食ブースのほか、音楽ライブや岩見神楽の演舞、木1本分のナシ・ブドウが当たる抽選会(500円、ナシ1個付き)などを行う。
開催時間は17時~21時。