下松フィルム・コミッションが自主製作した映画「大城湯けむり狂騒曲」が完成し、10月29日・30日にムービックス周南(下松市中央町)で開かれる「星ふるまちの映画祭」で上映される。
同フィルム・コミッションが下松の魅力発信を目的に自主製作する映画の3作目。長澤雅彦監督、脚本家の室積光さんが札幌国際短編映画祭「観光庁長官賞」を受賞した「10ミニッツ」に続きコンビを組んだ。11月1日にグランドオープンする国民宿舎大城で今年9月~10月に撮影が行われた。
ストーリーは、プレオープン中の国民宿舎大城を舞台にした映画誘致を巡るコメディー。温泉や料理など大城の魅力を織り込みながら、同コミッションのスタッフたち、怪しいプロデューサー、雑誌記者、プロポーズ間近のカップルなどの悲喜こもごもが描かれる。
同コミッション委員長役として映画にも出演した室積光さんは「地方の映画だからと割り引いて見られることがあるが、下松・大城の魅力が十分発信できる映画が完成したと誇りに思う。コメディー映画として市民エキストラの皆さんもいい味を出していて、これから観客の反応が楽しみ」と話す。
同映画祭では短編映画「10ミニッツ」と合わせて公開。監督、出演者らによる舞台あいさつとトークショーが行われる。29日は18時開場、30日13時開場。入場料は1,000円。