下松市中市の妙見宮鷲頭寺(みょうけんぐうじゅとうじ)境内で1月7日、大黒市が開かれる。
周南七福神の一つ、大黒天を祭る妙見宮鷲頭寺。周南七福神の霊場開きした翌年・1984(昭和58)年から毎年1月7日に行われる伝統行事。商売繁盛、金運招福を祈る護摩祈願が行われ、無病息災を願う七草がゆや甘酒の無料接待も行われる。
毎年盛り上がりを見せるのが13時から開催される「力自慢米俵担ぎ大会」。女性(40キログラム)、小学生(20キログラム)、幼児(10キログラム)の米俵が用意され、肩に担ぎ大黒像の前まで運ぶ。運び切ることができると大黒天から御利益を授かるとのいわれがある。紅白のたすきを掛けた米俵を大黒天が転がし、紅白どちらが上に来るかを当て、その年の運試しをする「新春開運俵ころがし」なども行う。
杉原孝明住職は「1月7日は一粒万倍(いちりゅうまんばい)日で、大黒市は大黒さまのお徳と七福神のお徳がいただける大変ありがたい日。商売繁盛や金運招福を願いにお越しいただければ」と呼び掛ける。
開催時間は10時~16時30分。