周南市学び・交流プラザ(周南市中央町4)で2月5日、さまざまなテーマで本音をぶつけ合う「子どもと大人の本音会議」が開かれた。
子どもと大人がお互いの考えや相違点を理解し相互のより良い関係づくりを目的に、PTAやスポーツ少年団、小中学校の校長会など子どもの健全育成に関する200団体で構成する周南市青少年市民会議が主催する同イベント。
この日は、周南市内に住む小学生2人、中学生6人、大学生2人と大人11人の合わせて21人が参加。テーマは「大人に言いたいこと、子どもに言いたいこと」「SNSについて」「仕事について」。会場では、それぞれが訴えたい内容のキーワードをスケッチブックに記入し、本音をぶつけ合った。
「大人に言いたいこと、子どもに言いたいこと」では、子どもから、「なぜタバコを吸うのか」「文句が多い」「常識を気にしすぎ」などの意見が出された。「食べるときに肘をついて怒られるが、大人も肘をついてごはんを食べている時がある。子どもに注意するのに自分ができていない」という訴えに対し、参加者の大人は「自分ができているから注意するのではなく、先に生きている先輩として、子どもたちにこうあってほしいという願いから注意している」と答えた。
SNSのテーマでは、大人から「ルールを守って楽しんでほしい」「ネットの情報を鵜呑みしないで」「人を傷つけないように」との声が寄せられた。
観覧に来ていた小学生の父親は「子どもたちの鋭い意見や深い思いにたくさん気づきをもらった。家庭でも子ども話し合ってみたい」と話す。