徳山駅前図書館(周南市御幸通)で2月3日、「周南きさらぎ文化祭」が始まった。主催は同館と市民活動支援センター。
2018(平成30)年2月3日にオープンし、今年開館3周年を迎えた同館。毎年2月を周年記念のイベント月間として、市民活動の発表やトークイベント、ワークショップ、ライブなどを開催している。今年は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、オンラインイベントなど約30企画を展開する。
2月7日は13時から、芥川賞受賞作家の平野啓一郎さんによるトークショー「フィクションの可能性」、28日は13時から「孤独のグルメ」原作者の久住昌之さんによるトークショー「孤独のグルメ的飲食店のススメ」を行う。いずれもオンライン開催となる。
トークイベント「周南『たとえば』どうでショー」では、周南市と山口県内で活躍する「街のプレイヤー」2人が、与えられたテーマを基に周南市の未来を考える。12日は周南市を中心に「広報の助っ人」として活動する平義彦さんと、4月にオープンする山口市のコワーキングスペース「Megriba(メグリバ)」のマネジャー・山下陽子さんが「さがす」をテーマに、街の魅力の探し方について対談する。19日は周南市の設計事務所「SOFA」に勤務する佐々野祐太さんと、萩市地域おこし協力隊OBで現在、企画サポート会社を運営する吉田知弘さんが「場づくり」をテーマにイベント企画と建築デザインの目線からトークする。26日は、周南市のコーヒー専門店「coffee boy」の山本統さんとゲストハウス「ruco」を運営する塩満直弘さんが「0→1」をテーマに、何もないところから事業を生む発想やアイデアのヒントを話す。同イベントは、図書館のインスタグラムアカウントでライブ配信も行う。開催時間は18時~19時。
櫻澤圭一館長は「コロナ禍で開催も危ぶまれたが、市民活動の発表の場であり、周南に根付く文化を身近に感じていただく場として、この文化祭が街のにぎわいにつながればと」と話す。
トークショーやワークショップ参加は要整理券。開催時期に合わせ図書館3階カウンターで配布する。詳細情報は同館ホームページで発信する。2月28日まで。