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下松・来巻の農園が「青パパイア」栽培、商品化 パパイア茶やドレッシング

大きく実った青パパイアをPRする藤田さん親子

大きく実った青パパイアをPRする藤田さん親子

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 山口県下松市来巻の農園「21世紀フラワーファーム」(下松市来巻、TEL 0833-57-4855)が2月、青パパイアのドレッシングとパパイア茶の販売を始めた。

商品化された「パパイヤドレッシング」と「パパイヤ茶」

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 下松市農業公園近くにある農場でブルーベリーやアスパラガス、ユリなどの花きを生産する同農園。農園で収穫した小麦や果実を原料にシフォンケーキやジャムなどを加工、販売している。

 代表の藤田シゲ子さんは2019年5月、家族が体調を崩したことをきっかけに、体にいい食べ物を育てたいと、酵素を多く含みスーパーフードとしても注目されている「青パパイア」の栽培を決意。試験栽培を経て、翌2020年4月、温室や露地に250本の苗を植え本格栽培を開始。10月から12月にかけ、約400個を収穫した。

 常緑性多年草で、今年3年目を迎える同園のパパイア。現在、高さ3メートルほどに成長し、約60個の実を付けている。青パパイアは、フルーツとして食べられているパパイアが熟す前に収穫した果実で、タイやフィリピン、沖縄などでは野菜として食べられている。

 藤田さんは「青パパイアは、一般的にはまだなじみが薄い。イベントに出店し、試食会など開きたかったが、新型コロナのためできず。身近に感じてもらうため加工品の開発に踏み切った」と話す。昨年12月、パパイアの実を使ったゴマ風味の「くるまきパパイヤドレッシング」(780円~)、パパイアの葉を2週間陰干しし焙煎(ばいせん)した「くるまきパパイヤ茶」(茶葉=420円~、ティーバッグ=400円~)、「パパイヤジャム」(750円~)が完成した。

 藤田さんは「ドレッシングは和風ゴマ風味で何にでも合わせやすい味に、パパイア茶はまろやかで飲みやすい味に仕上げた。加工品をまず手に取っていただき、青パパイアの魅力を多くの人々に知ってもらえたら」と呼び掛ける。

 販売は、同農園や「JA山口県菜さい来んさい」(下松店・光店)、国民宿舎大城、星プラザ内「山口県名産品すぎもと」、光市農業振興拠点施設「里の厨(くりや)」(茶葉のみ)、下松サービスエリア上り(ドレッシングのみ)で行う。2月15日~3月14日は、東京都内の山口県アンテナショップ「おいでませ山口館」でも販売する。

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