下松市笠戸島西側の県道沿いにある広場で現在、河津桜と菜の花が開花の見頃を迎え、一足早い春を楽しむ人でにぎわっている。
毎年この時期、島全体に約500本植樹された河津桜が咲き誇る笠戸島。下松市観光協会では昨年9月、桜と同時期に見頃を迎える菜の花を植え、新たな観光スポットとしての誘客を図ろうと、同広場に幼稚園児や市民らと菜の花の種をまくプロジェクトを立ち上げた。
この日は、満開の菜の花と河津桜のコラボレーションを楽しみに多くの人が訪れ、散歩をしながら花をめでたり、写真に収めたりしていた。
観光協会職員は「初めての試みでちゃんと咲いてくれるか不安だったが、想像以上にきれいに咲いてくれてよかった。花を楽しみに多くの人が足を運んでくれてうれしい限り。新たな観光スポットになってくれたら」と話す。
友人と散歩を楽しんでいた女性は「笠戸島にこんな場所があるなんて知らなかった。河津桜のピンクと菜の花の黄色がきれいで、眺めもいい。島をいろいろまわってみたい」とほほ笑む。
2月27日、笠戸島家族旅行村で「河津桜まつり メインフェスタ」の開催を予定していたが、コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止した。