再開発が進む徳山駅前の商店街に3月14日、地元高校生や大学生が制作したウオールアートが完成した。
昨年12月に開催された新南陽高校生のインターンシップに徳山大学が協力するなかで発案されたウオールアート。再開発に伴う移転などで人通りが少ない商店街を若い力で活気づけようと、みなみ銀座商店街と銀座商店街をつなぐ旧近鉄松下ビル東側の通りの壁面に制作した。
デザインを担当した同校美術部を中心に同校生徒や徳山大学生、地元企業や商店街店主ら約40人が3日間かけ完成させた。壁面には、コンビナートの工場夜景やピンクや黄、青などカラフルなパターンで描かれた徳山動物園のゾウなど周南市をイメージした作品や、壁画の前に立つと天使の羽が生えているように見えたり、大きな傘をさしているように見えたりするインスタ映えを意識した作品が描かれている。
同校美術部部長の倉増花香さんは「若い人だけでなく、いろいろな世代の人たちに受け入れられるような作品にと心掛けた。気軽に立ち寄ってもらい、写真を撮ってほしい」と話す。