周南市の湯野温泉旅館組合らでつくる実行委員会が3月23日、湯野温泉「紫水園」(周南市湯野)で観光プログラム「健康・美肌の湯ツーリズム」を発表した。
湯野温泉は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による年末年始のGOTOトラベルキャンペーン一時停止、湯野温泉地区でのクラスター発生に伴った風評被害などにより、立ち寄り・宿泊客が激減、前年比で70%も売り上げが減少する月もあった。
そんな状況を打破しようと、昨年11月から2カ月間にわたりモニタリング調査を行った。ラジウム泉とアルカリ性硫黄泉の両成分を含む湯野温泉の泉質の良さをPRするためのホームページを開設。4月から開始する湯野温泉地区特産品の「じねんじょう」などを使ったオリジナルスイーツや、着物や色浴衣で周辺散策が楽しめる日帰り・宿泊プランなどを発表した。
提供するスイーツは、芳山園は「大津島のすだいだいを使ったチーズケーキ」「自然薯とむかごの抹茶ケーキ」(以上385円)、国民宿舎 湯野荘は、「アイスプリン じねんじょちゃん」(390円)、紫水園は「自然薯とむかごのパウンドケーキ」(350円)、レストラン「じねんじょうまつり」は「パウンドケーキセット」(コーヒー付き、540円)。
湯野温泉「健康・美肌の湯」促進実行委員長を務める竹永富夫さんは「なんとか昔のようににぎやかな温泉の街並みを創ろうと企画した。おいしいスイーツを用意しているので、泉質を肌で味わっていただきながら、浴衣や着物姿で散策してもらえたら。アフターコロナを見据えながら、湯野温泉の独自の魅力を発信していきたい」と意気込む。
問い合わせは、周南観光コンベンション協会、または各旅館へ。