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徳山駅前に食パン店「奇人と変人」 ビル壁面に巨大看板人面パン現る

左から「奇人」こと川端社長と「変人」こと岸本さん

左から「奇人」こと川端社長と「変人」こと岸本さん

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 高級食パン専門店「奇人と変人 徳山駅前店」(周南市本町1、TEL 0834-34-9150)が4月20日、徳山駅北口付近にオープンした。

プレーン食パン「奇人の本気」とチョコレート食パン「変人伝説」

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 奇抜なデザインと店名の食パン専門店を全国で展開するベーカリープロデューサー岸本拓也さんが監修した同店。運営は、北九州市で創作居酒屋「かくれ伽ダイニング胡座」などを展開する「AGURAホールディングス」。

 店名の「奇人と変人」は、同社社長の川端康正さんと岸本さん。居酒屋の運営だけでなく、アメリカ進出の失敗と、ハリウッドでのラーメン店の成功から日本への逆輸入など多彩な経歴を持つ川端社長を奇人に、「考えた人すごいわ」(東京・神奈川)、「乃木坂な妻たち」(北海道)、「偉大なる発明」(鹿児島)など全国で人気パン店を生み出す岸本さんを変人と表現。食パンに二人の顔が描かれたユニークなイラストが、看板や紙袋などにも使用されている。同店は、2019年12月に福岡県行橋市でオープンさせた本店に次ぐ2店舗目となる。

 出店のきっかけは、昨年春、新型コロナの影響で売り上げが落ち込む中、親交のあった市内の病院関係者から食パン300本の注文を受け、周南市を訪れたことから。

 徳山駅北口周辺の街並みの美しさに感銘を受けた川端社長は「周南のランドマークとなれば」と同場所3階建てのビルを購入し、全面改装した。路面の壁面は食パンに見立て塗装、中央には川端さんと岸本さんの顔が描かれたパン型の立体オブジェを設置した。パンは、ビル1階で製造販売し、2階3階は倉庫室として利用する。

 提供するメニューは、独自製法で作る小麦粉、国産バター、ローズソルトなどを使い、耳までやわらかく、もっちりとした食感に仕上げたプレーン食パン「奇人の本気」(2斤=890円)と、ビターチョコレートを練り込んだチョコレート食パン「変人伝説」(2斤=1,080円)の2種類を用意。

 オープン初日となった20日には奇人・川端社長と変人・岸本プロデューサーが来店。開店前から約150人近い行列ができ、高い期待をうかがわせた。

 川端社長は「私たちのモットーは、パン屋で街を元気にすること。コロナで大変苦しい時だが、食パンで周南の皆さんに笑顔を届けたい」と意気込む。岸本さんは「たくさんの人に集まってもらい、瀬戸内の温暖な気候と街の人の温かさが身に染みた。皆さんの生活の中でパンを通じて元気になっていただけたら」と笑顔で呼び掛けた。

 営業時間は10時~19時(パンが無くなり次第終了)。

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