下松高校美術部生徒が6月6日、塗装会社「日本海装」(下松市新川)の社屋の壁にウオールアートを描いた。
人通りの少ない場所にアートの力で新たな流れを作り、地域活性化につなげようと作成した同作品。PTA会長で日本海装社長の今治総一郎さんが協力し、下松市出身で徳島県美波町を拠点にウオールアートを手掛けるアーティスト・磯中太志さんが指導した。地域と一体となり特色ある学校づくりを進めるコニュニティースクールの一環。
美術部員25人が6月5日・6日の2日間をかけて完成させたウオールアートは、社屋の壁3面を使った横幅40メートル、高さ4メートルの巨大作品。四角形をベースに、感情を伝える「目」を描くことをルールに、大きさや色合いは自由に描いた。タイトルは、自分、目、愛などの意味を持たせた「あい」。
3年生で美術部部長の橋村悠月さんは「めったにない機会で夢中になって楽しむことができた。下松の新しい名所としてぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。