海をテーマにしたイベント「せとうちブループロジェクト 2021」が7月3日・4日、徳山駅周辺で開催される。
主催は、山口県セーリング連盟を中心とする実行委員会。同イベントでは、港と隣接する徳山駅周辺を会場に、文化・スポーツ・産業の観点から海の環境保全意識の啓発を目指す。主に小・中学生を対象とし、ヨットやセーリングの疑似体験や海にまつわるワークショップなどを行う。
当日は、徳山駅前北口駅前広場の深さ3センチの水盤に、子ども用ヨット「OP(オプティミスト)級ヨット」2隻を設置。コロ付きヨットのロープをスタッフが引くことで、ランドセーリング体験ができる。
徳山駅前賑(にぎ)わい交流施設2階のインフォメーションスペースでは、VRを使ったセーリング疑似体験コーナーを設置。大型モニターでは、自分が描いた魚がスクリーン上で泳ぐ「デジタル水族館」の上映やセーリング競技(49er級)で東京五輪代表の小泉維吹選手ら山口県出身の若手セーリング選手の紹介もある。
1階共有スペースでは、企業によるワークショップを開催。7月3日は、トクヤマが「クリオネが泳ぐペットボトル水族館作り」を、7月4日は、中特グループが海の漂流物を使ったアロマディフューザー作りのワークショップを行う。
3階交流室2では、「海と日本プロジェクト」のオリジナルアニメ「サンタ・カンパニー 真夏のメリークリスマス」の上映や、セーリング競技を再現したオンライン対戦ゲーム「Virtual Regatta(バーチャルレガッタ)」を使った「e-セーリング」体験会もある。
駅前のポケットパークでは、「海のマルシェ」を開催し、雑貨やアクセサリー、弁当などを販売する。
実行委員長の渡辺裕子さんは「駅前を本物のヨットが走る。日常ではなかなか見られない光景を見て楽しんでほしい。子ども対象のイベントが多いが大人も一緒に楽しんで海を身近に感じてもらえたら」と呼び掛ける。
開催時間は、各日10時~16時。参加無料。ランドセーリング体験=10時~12時、13時~15時(定員各回10人)、VRセーリング体験=10時30分~12時、13時30分~15時(定員各5人)。e-セーリング体験=10時40分~12時、13時40分~15時(定員各回5人)、「ペットボトル水族館」「デジタル水族館」以外は予約が必要。申し込みは、公式SNSやメールで受け付ける。