山崎八幡宮(山口県周南市宮の前1)で現在、同神社内の池に浮かぶアジサイの花が参拝に訪れた人々の目を楽しませている。
同神社では、昨年6月からコロナ禍を過ごす参拝者の癒やしになればと、手水(ちょうず)鉢の水面に花を浮かべて飾る「花手水」の公開に取り組んでいる。取り組みが1年を迎えることから、庭園にある池にアジサイを浮かべる「紫陽花(あじさい)池」の新たな公開を決めた。
公開初日となった6月19日、紫陽花池ではSNSで知り駆けつけたという写真愛好家らが集まり、一眼レフやスマートフォンを手に撮影を楽しんでいた。周南市在住の男性は「花手水の写真は何度か撮りに来たことがあった。紫陽花池は初めて。どこから撮るのがベストか試してみたい」と話す。
6月20日には、花手水の1周年を記念し開催していた「山崎八幡宮花手水コンテスト」の結果を発表し、864作品の中から最優秀賞1人、優秀賞6人を選んだ。
同神社の花手水をボランティアで企画・管理する写真愛好家のLinaさんは「紫陽花池のアジサイは、四熊にある『峯さん牧場アジサイ園』から奉納してもらった。1年間やってこられたのも、たくさんの人の支えがあってこそ。喜んでもらえる限り続けていきたい」と話す。
紫陽花池は、天候や花の状態によりアジサイを入れ替えながら6月30日まで公開する予定。