![寄せ書き旗を持つ小学児童](https://images.keizai.biz/shunan_keizai/headline/1624883895_photo.jpg)
東京2020オリンピックに出場するベトナム女子バドミントン選手へ送る寄せ書き会が6月28日、下松スポーツ公園内にあるトラックワンアリーナ(下松市)で行われた。
ベトナムのホストタウンを務める下松市が、6月15日に東京オリンピックバドミントン女子シングルスの出場が決まったグエン トゥイ リン選手を応援しようと企画した同イベント。当初、グエン選手ら一行は、7月に来訪し、市民らと交流を図る予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、5月24日に事前合宿の受け入れ中止が発表されていた。
この日行われた寄せ書き会には、国井益雄下松市長や、共同で合宿誘致に取り組み、合同練習などで交流していた女子実業団バドミントンチーム「ACT SAIKYO」の関係者、徳山大学のベトナム人留学生、2019年9月の来日時にグエン選手らが訪れた豊井小学校の児童ら10人が参加。横135センチ、縦90センチの応援旗に、それぞれメッセージを書き込んだ。
國井市長は「下松での交流は中止となってしまったが、下松市民を代表するつもりでメッセージを書き込んだ。オリンピックで頑張りを期待したい」と話す。
豊井小学校5年生の松本健晋くんは「あきらめない気持ちで頑張ってほしい」と話す。ACT SAIKYOの柏原みきキャプテンは「オリンピックの大舞台ともなると緊張するとは思うが、後悔がないように120パーセントの力を発揮してほしい」とエールを送る。
応援旗は、今後ホストタウン事業に関わった市民らの寄せ書きを加え、大会出場前にグエン選手に届ける予定。