徳山駅前地区市街地再開発組合が8月24日、施設新築工事安全祈願祭を行った。
再開発するのは、徳山駅前のみなみ銀座商店街と銀座商店街の一部、約1万2000平方メートル。徳山商工会議所やオフィスが入る駅前棟と食品スーパーやライフスタイルショップ、飲食店などが出店する商業棟、117室・12階建てのホテル棟、徳山駅と直結する約100戸・18階建て住居棟、190台を収容できる駐車場を建設する。
今年3月から始まった再開発地域の解体作業。施設の新築着工は当初6月を予定していたが、新型コロナの影響などで約1カ月半遅れ7月下旬となった。2022年春の駅前棟供用開始を目指し、施設全体のオープンは2023年秋以降を予定する。
安全祈願祭には、藤井律子周南市長らを来賓に招き、同組合員や施工関係者ら約30人が出席。施主の小野嘉久理事長や施工者代表ら3人が地鎮祭に参列した。藤井市長は祝辞の中で「中心市街地の再生、充実に寄与するものとして、市民の期待も高い事業。市としても街にとって誇りとなる施設になるよう支援していきたい」と話す。
小野嘉久理事長は「遅れもあったがやっと第一歩を踏み出せた。昔から住んでいるものとして解体される様子には寂しさもあるが、新しく誕生する街に楽しみであり、再びにぎわいのある街になることを期待している」と話す。