ゆめタウン下松を運営するイズミ(広島市)と12月に同店に出店する東急ハンズ(東京都)が9月24日、下松市と産業振興に関する協定を締結した。
ゆめタウン下松3階に出店するのは、東急ハンズが昨年2月からスタートさせた新業態の「Plugs Market(プラグスマーケット)」で、キーワードは「地方を元気に」。滋賀・草津店、山口・下関店に続く国内3番目の店舗で、イズミがフランチャイズ形式で運営し、12月1日にオープンする。
同店の売り場面積は、約1200平方メートル。地域の特産品販売や情報発信、イベントスペースとして活用する「伝え場」、東急ハンズがセレクトした商品を販売する「モノの場」、テナントスペースの「話し場」の3つの「場」で構成する。
9月24日、下松市役所で行われた締結式には、東急ハンズ・木村成一社長とイズミ・山西泰明社長がオンラインで出席。国井益雄下松市長との間で、市特産品の販売促進や市政情報、イベント周知などの地域経済活性化に関し3者が連携しながら取り組むことで合意した。
木村社長は「地方再発見・地域共創がテーマ。これまで運営してきた2店舗では、地元の人が気付いていない魅力や商品のアピールにつながっている。ここ下松でも地域活性化のお手伝いができれば」と話した。
ゆめタウン下松では現在、第3期目となる店舗の大幅リニューアルを進めている。リニューアルでは新たに6店舗が出店し、11月19日には紀伊国屋書店の、12月1日に300円を中心とした生活雑貨などを販売する「3COINS(スリーコインズ)」の、オープンもそれぞれ控える。ゆめタウン下松の勝本忍店長は「3階フロアの約8割が新しくなり、魅力的な売り場になっていくと思うので、ぜひ期待してほしい」と話す。