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徳山下松港で「周南高校生写真大会」 周南エリア4校7チームがふるさとの風景撮影

大会の様子 撮影に励む生徒たち

大会の様子 撮影に励む生徒たち

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 周南エリアの4校7チームが参加する「周南高校生写真大会2021」が10月23日・24日、徳山下松港周辺で開かれた。主催は周南市シティプロモーション課。

優勝した新南陽高校の作品 「次の100年」

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 ふるさとの景色と魅力を高校生の感性で切り取り、地域への思いを深めてもらおうと企画した写真大会。コンテストは3人一組で、撮影した写真の中から4~6枚を選び、組み写真を作る。テーマは「こころにとどめておきたい ふるさとの風景」。来年2月に100周年を迎える徳山下松港内にある漁港や魚市場、公園などで撮影した。南陽工業高校・新南陽高校・下松工業高校、下松高校から、7チーム21人が参加した。

 大会初日の23日は、バスで福川漁港や周南大橋へ移動し、釣り人や水産工場、周南コンビナートなどを撮影した。夕方からは審査員長を務める写真家藤岡亜弥さんによるワークショップが開かれ、各チームが撮影した40枚の中から4~6枚の写真を選び、組み写真のこつや撮影のアドバイス、ストーリーを作る面白さなどを説明した。

 翌24日は、徳山港の魚市場や晴海ふ頭、フェリー乗り場などで撮影。前日のアドバイスを基に、漁師や船員らと積極的にコミュニケーションを取ったり、構図やタイミングを計算しながら何度もチャレンジしたりと、熱心に撮影する様子が見られた。午後は徳山駅前図書館に移動し、大量に撮影した写真の中から100枚を選び出力。テーブルに並べた写真の中から一枚一枚手に取り、ストーリー性や組み合わせなどを話し合いながら作品作りに励んだ。

 2階インフォメーションスペースで行われた公開審査会では、大型モニターに作品を映し出し、思いや撮影意図をプレゼンテーションした。優勝は新南陽高校写真部のチーム「ぱおん」、タイトルは「次の100年」。チームメンバー2人がモデルを務め、周南の港をイメージしたドラム缶や魚のオブジェと一緒に写る様子や遠く将来を見つめる様子などの写真5枚で構成した。

 メンバーの兒玉帆風さんは「撮影も難しかったが、選ぶ作業にとても苦戦した。3人だから撮れた写真だと思う」、原来瞳さんは「心に残したいものが今の時間。ふるさとの景色と楽しかった自分たちの様子を写真に残し、優勝できたことがうれしい」と話した。

 準優勝は下松高校「くだあーと」、優秀賞は南陽工業高校の「another」となった。作品は市シティプロモーションのウェブサイトで公開し、来年の徳山下松港100周年イベントでの展示も予定する。

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