「ゆめタウン下松」(下松市中央町)が12月1日、3階フロアをリニューアルした。
300円を中心とした生活雑貨などを販売する「3COINS+plus」
2018(平成30)年10月に、「イズミ」(広島県広島市)が「西友」(東京都)から経営権を取得し、「ゆめタウン下松」としてリニューアルオープンした同店。2019(平成31)年2月には席数500席のフードコートをオープン。リニューアル第3弾の今回は、3階フロアの8割、約4800平方メートルの売り場に、「東急ハンズ」(東京都)の新業態「Plugs Market(プラグスマーケット)」や、山口県内初出店となる雑貨店「3COINS+plus(スリーコインズプラス)」、メガネ専門店「OWNDAYS(オンデーズ)」、「紀伊國屋書店」など専門店8店が出店した。
イズミがフランチャイズ形式で運営する「Plugs Market」の売り場面積は約1200平方メートル。フロアは地域の特産品販売や情報発信、イベントスペースとして活用する「伝え場」、東急ハンズがセレクトした商品3万アイテムを販売する「モノの場」、「タオル美術館」が入る「話し場」の3つの「場」で構成する。
「伝え場」では12月14日まで、「まるごと山口フェア」として、下松市の特産品をはじめ、県内の地場商品を展示販売しており、山口市の伝統工芸品「大内塗」や「赤間硯」の作家による実演販売も行う。今後も1~3週間おきに企画イベントを行う予定という。
この日は8時40分から、国井益雄下松市長と「東急ハンズ」木村成一社長などを招き、オープニングセレモニーを行った。開店の9時を迎えると、待ちに待った客たちは一新された3階フロアを見て回り、一部店舗では会計を待つ長い行列ができた。
ゆめタウン下松の勝本忍店長は「これまで地域になかった品ぞろえをする専門店が集まり、付加価値の高いリニューアルができた。今後も第4弾、5弾とリニューアルを計画し、お客さまの期待に応えていきたい」と話す。