茨城県水戸市で開かれた第40回全国高等学校弓道選抜大会で初優勝した南陽工業高校弓道部男子の選手らが1月19日、周南市役所を訪れ、藤井律子周南市長に喜びを報告した。
昨年夏に開かれたインターハイで優勝した同弓道部。2年生主体の新チームでのぞんだ今大会、男子団体戦には全国から60校が参加した。予選、決勝トーナメントを勝ち進み行われた決勝戦では、熊本県の秀岳館高校と対戦。両チームが12射9中と並び、延長戦にもつれ込む接戦を制し、初優勝の栄冠をつかんだ。全国大会の2冠達成は、山口県勢として初の快挙。
市役所を訪問したのは弓道部主将の沖村睦月選手、藤本朔也選手、村井豊選手(以上、2年生)、今川誠治選手(1年生)。沖村主将は「新チームとなって初めての大きな大会。先輩の思いを引き継ぎ、連覇できたことがうれしい」と藤井市長に報告した。
佐伯佳典顧問は「部員は皆、高校になって弓道を始めた初心者にもかかわらず、日々の練習を地道に、コツコツと励んだ結果が優勝につながった。自分たちで考えながら意欲的に取り組む姿勢は、大会の中でも垣間見ることができ、よく頑張った」と笑顔を見せる。
沖村主将は「仲間や家族、先生の支えがあってこそ優勝することができた。夏のインターハイでも絶対優勝したい」と意気込む。