ギャラリーカフェ「書cafe」（下松市美里町2、TEL 0833-48-9395）が3月30日、リニューアルオープンした。

「ボタニーペインティング」に書を描いた大型作品

　店主で書道家の西岡雅宵（がしょう）さんは2008（平成20）年、長男のTシャツに書作品を書いたことをきっかけに、「書Tシャツ」の制作活動を開始。独自の感性で書道アートや墨象画などを手がけるほか、書道パフォーマンスを行うなど「書アーティスト」として活動している。

　2012（平成24）年にオープンした同ギャラリー。赤と黒を基調とした木造平屋建てで、ギャラリースペースとカフェ兼書道教室スペースと分かれている。3月30日、開店10周年を迎えたことから、ギャラリースペースを改装。中央に木の枝を組み上げたオブジェを設置するほか、アクセントクロスになるよう壁1面に藍色に染めた和紙を貼り付け、展示作品は新作へ一新した。

　ギャラリーでは、雅宵さんが手がけた新作の書道アートを展示販売するほか、名刺用の額縁、ドライフラワー作品、美土里陶房の陶器、「ange（アンジュ）」の布作品も販売する。新作には、英字新聞が切り張りされたキャンパスに書を描いた作品や、蓮の葉を貼り付けた「ボタニーペインティング」に書を描いた大型作品などもある。

　カフェ兼書道教室スペースでは、子どもから大人までを対象とした書道教室を開くほか、ケーキセット（750円）を提供する。

　雅宵さんは「書道をより身近に感じてもらえるよう、10年間取り組んできた。これからは個展を積極的に開催し、書道アートを広めていきたい。新なことに取り組む若者を応援していきたい」と意気込む。

　営業時間は10時～17時。書道教室は、月曜＝16時30分～19時30分、水曜＝10時～12時、16時～18時。土曜、日曜、祝日定休。