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徳山動物園がサポーター会員限定の機関紙「ききみみ」創刊へ 年1回発行

機関紙「ききみみ」を制作した飼育員の大内さん

機関紙「ききみみ」を制作した飼育員の大内さん

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 徳山動物園(周南市徳山)が3月31日、サポーター会員を対象とした機関紙「ききみみ」を創刊した。

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 同動物園は2009(平成21)年、サポーター制度を導入。個人や団体から基金を募り、園の整備費などに充てていた。新型コロナウイルス感染拡大のため、臨時休園が続き、県内外に在住するサポーター会員を対象としたイベント企画が行えなくなっていたことから、同紙の制作を企画した。

 サイズはA4判で、カラー8ページ。発行部数は50部。年に1回発行し、サポーター会員に郵送する。

 創刊号では、2021年度の出来事や新しく仲間入りした動物などを飼育員目線で収めた写真とともに紹介するほか、昨年11月にオープンした新エリア「アジアの熱帯雨林ゾーン」などを特集する。

 制作は、飼育員メンバー4人が担当した。機関紙名は、「ききみみ頭巾」をかぶれば動物や植物の声が聞こえるという昔話「ききみみずきん」から引用し、動物や植物に耳を傾けながら、共に寄り添い生きていこうという思いを込め名付けた。

 同園飼育員の大内珠里さんは「飼育員の思いをぎゅっと詰め込んだ1冊に仕上がった。すみずみまで読んでもらえるとうれしい。これまで、いただいたサポーター基金の使い道など報告する機会がなかったが、これからは喜ぶ動物の姿と共に発信していきたい」と話す。

 サポーターの年会費は、大人=1口4,000円、高校生まで=1口2,000円、団体=1口1万円。サポーター会員は1年間無料で入園できる。

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