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下松で映画「凪の島」試写会 長澤監督が笠戸島を舞台に少女のひと夏の成長を描く

左から、長澤雅彦監督と漁師・岩本岩男役の室積光さん、同級生・山内健吾役の角忠聖さん、同級生・岩本雷太役の佐藤蒼希さん、漁師・武居幸司役の元木行哉さん

左から、長澤雅彦監督と漁師・岩本岩男役の室積光さん、同級生・山内健吾役の角忠聖さん、同級生・岩本雷太役の佐藤蒼希さん、漁師・武居幸司役の元木行哉さん

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 下松市で撮影された映画「凪の島」の関係者向け試写会が4月19日、下松市の「MOVIX周南」(下松市中央町)で行われた。

凪の島ポスター

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 下松市のケーブルテレビ「Kビジョン」(下松市瑞穂町2)と映画の企画・制作・配給を手がける「スールキートス」(東京都)が共同制作する同映画。監督・脚本・編集は光市在住の映画監督・長澤雅彦さん。昨年開局25周年を迎えたKビジョンが記念事業として取り組み、当初は昨年の公開を予定していたがコロナ禍で1年延期され、今夏の公開となる。

 ストーリーは、山口県の小さな島を舞台に少年少女の心の成長や心温まる島の人々や家族の姿を描く、ひと夏の物語。両親の離婚を機に、母の故郷に移住することになった小学4年生の凪(なぎ)は、それぞれ悩みを抱えながらも前向きに生きていこうとする島の住民、家族らに囲まれ成長していく。

 主人公・凪役は、「パプリカ」を歌うユニット「Foorin(フーリン)」のメンバーとして活動し、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でヒロイン・ひなたの幼少期を演じた新津ちせさんが務める。このほか、凪が通う小学校の担任教師・河野瑞樹役に島崎遥香さん、瑞樹に思いを寄せる漁師・守屋浩平役に結木滉星さん、凪の母・原田真央役に加藤ローサさん、凪の父・島尾純也役にチュートリアルの徳井義実さん、小学校の用務員・山村徳男役に嶋田久作さん、凪の祖母・原田佳子役は木野花さんが務める。

 撮影は昨年9月、下松市笠戸島深浦地区を中心に、周南市、柳井市などでも行われ、地元エキストラ約90人が参加した。

 試写会には、漁師役で出演した地元在住の室積光さんや元木行哉さん、同級生役の佐藤蒼希さん、角忠聖さんら出演者や市民エキストラなど映画関係者約270人が出席した。

 これまで山口県下松市を舞台に数多くの作品を手がけてきた長澤雅彦監督は「集大成となる作品。地元の人たちには、これまでの成長ぶりを感じてもらいながら、この映画を通じて笠戸島、周南エリア、瀬戸内が全国の人たち、世界の人たちに誇れる場所であることを再認識してほしい」と話す。

 映画「凪の島」は8月19日から、MOVIX周南、新宿ピカデリーほか全国でも公開する。

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