周南市のアパレルショップ「lotusleaf(ロータスリーフ)」(周南市銀南街)と銭湯「文化湯」(周南市戎町3)とのコラボTシャツの販売が5月28日、両店舗で始まった。
ロータスリーフ店長の小濱拓さんが発案したコラボ企画。日頃から同銭湯を利用しているという小濱さんが、「レトロさを残しつつも清潔感のある文化湯の魅力をもっと多くの人に知ってほしい」とコラボTシャツの制作を企画した。デザインは、周南市出身でロータスリーフとも親交のあるグラフィックデザイナーYoshikiさんに依頼した。
商品化したTシャツは、ビックサイズTシャツと七分袖のベースボールTシャツの2種類。ビックサイズTシャツは、同銭湯までの地図看板をモチーフにデザインしたほか、ベースボールTシャツの背面には、文化湯とロータスリーフの店名ロゴをあしらった。
1953(昭和28)年に創業した同銭湯は、旧徳山地区に残る最後の銭湯として、地元住民の憩いの場となっている。2017(平成29)年には浴槽などをリニューアル、2018年には水素や炭酸のナノバブル発生装置を導入した。現在は、3代目店主の高原保さんと妻の伊都子さん、看板娘を務める双子の彩さんと舞さん4人で経営している。
小濱店長は「県外に住む周南出身者からの問い合わせも多く、思っていた以上に反響をいただいている。地元店舗とのコラボは初めての試み。これからも地元のつながりを大切に、生まれ育った周南の魅力をアピールしていきたい」と話す。
舞さんは「かわいくできあがってうれしい。このコラボをきっかけに、若い人にも知ってもらえたら」と笑顔を見せる。
価格は、ビックサイズTシャツ=5,000円、ベースボールTシャツ=5,300円。文化湯で販売する。