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周南・解体前の旧鹿野公民館にペインティングアート 地元の子どもら参加

ペイントローラーを手に草原を描く園児

ペイントローラーを手に草原を描く園児

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 7月に解体予定の旧鹿野公民館(周南市鹿野上)で6月8日、ペインティングイベントが行われた。

ペインティングアートが描かれた旧鹿野公民館

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 鹿野総合支所庁舎の建て替え場所となっている旧鹿野公民館。鹿野公民館は1967(昭和42)年に建設され、結婚式や成人式など地域住民のふれあいの場として活用されてきた。ペインティングイベントは、同館の壁面などに絵を描くことで、子どもたちに地元への愛着や誇りを持ってもらおうと企画した。

 絵のテーマは「つながれてきた歴史・鹿野の絆」。壁一面を水色で塗装し、魚やカニを描き、鹿野の清流を表現するほか、窓には、子どもたちの顔や四季折々の景色を描く。

 この日は、鹿野小学校全校児童53人が参加し、2階の内窓にそれぞれ思い思いに自分の顔を大きく描いた。参加した児童の一人は「窓にペンで絵を描くことは普段できないのでうれしい。もっと書きたい」と笑顔を見せていた。玄関横の応接室内では、鹿野こども園の園児7人がペイントローラーを手に「鹿野の草原」を描いた。

 6月12日は地元住民が参加し作品を完成させる。1階壁面に描かれた大木に手形で葉っぱ模様をつける。期間中に創作したアートは同日11時から14時まで一般公開する。

 同支所の坂本俊彦さんは「デザインなどのアイデアや塗装作業に地域の皆さんが積極的に協力してくれた。鹿野にゆかりのある人もぜひ見に来てほしい」と呼びかける。

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