下松市河内の降松神社で8月7日、「七夕天燈(てんとう)まつり」が行われた。
下松市の名前の由来ともなる降星伝説や、山口の守護大名・大内氏とも深いゆかりを持つ同神社が、今年から始めた七夕まつり。
「天燈」は中国南部や台湾に伝わる小型気球で、同祭りではヘリウムガスが充満した風船内にLEDライトを入れ、和紙で包んだ「LEDランタン」を使う。青色と黄色のLEDで光る天燈は、世界平和を願いウクライナの国旗カラーにした。
近隣の住民ら約200人が参加。19時から行われた七夕祈願、奉納の舞に続き、事前に予約した50人が、それぞれの願いを書いた星型の短冊を結び付けた天燈を約20メートルまで上げ、夜空を輝かせた。家族で参加した小学生の女の子は「とてもきれい。家族の健康と幸せを祈った」と話す。
神足篤彦宮司は「天候にも恵まれ、ひこ星や織り姫星が社の上に輝いている。神様も多くの人が集まり、にぎやかなお祭りを喜んでいると思う」と話した。