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徳山高専がロボコン地区大会優勝 「射出機構が滑らか」と称賛の声

徳山工業高等専門学校メカトロシステム部の集合写真

徳山工業高等専門学校メカトロシステム部の集合写真

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 徳山工業高等専門学校(周南市学園台)のメカトロシステム部が10月9日、「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2022」中国地区大会で優勝した。

優勝したAチームの双宿双飛とBチームのゴーゴープレーン

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 全国の高等専門学校の学生が、毎年異なる競技課題に対してロボットを製作し、競技を通じて成果を競う。今大会の競技タイトルは「ミラクル☆フライ 空へ舞いあがれ!」。自作した紙飛行機をロボットで飛ばし、5つの円形や長方形、円筒型のスポットに着地させて得点を競う。

 3年ぶりに対面開催された地区大会には、中国地方の高専8校から各2チーム合計16チームが出場。徳山高専Aチームは、予選ラウンド、準決勝を勝ち進み、決勝では広島商船と対戦し、6度目14年ぶりの優勝を果たした。

 同チームのマシン「双宿双飛(そうしゅくそうひ)」は、紙飛行機150機を装てんした4つの発射口を搭載。1機ずつエアーで吸い上げ、ローラーで発射する。大会では、競技時間の2分30秒間中に約500機を発射し、得点を積み重ねた。

 大会の様子を伝えたツイッターでは、「射出機構が滑らかだ」「連射の安定感が抜群」「動きに無駄がなくて美しい」「天才だ」などのツイートが見られ称賛を集めた。

 Aチームリーダーで部長の鳩崎一誠さんは「競技課題を聞いたとき、精密性よりいかに連続的に多くの紙飛行機を飛ばせるかが重要だと思った。理想の発射を実現するのが難しかったが、自信作が出来上がった」と話す。

 マシンの操作を担当した北村元樹さんは「決勝では緊張してスムーズな操作ができず、悔しい思いをしたが、操作練習をして全国大会に挑みたい」と話す。

 鳩崎さんは「しばらく地区大会で優勝できていなかったのでうれしい。今以上に得点が取れるよう改良を進めて、全国大会でも優勝を目指したい」と意気込む。

 全国大会は11月27日、東京の国技館で行われる。

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