今年2月に開港100周年を迎えた徳山下松港に帆船3隻が同時寄港して11月5日・6日、記念イベントが開催される。
主催は徳山下松港開港100周年記念事業実行委員会。
寄港するのは、海技教育機構の大型練習帆船「日本丸」「海王丸」、グローバル人材育成推進機構の帆船「みらいへ」。徳山海上保安部に所属する巡視船「くろかみ」、巡視艇「なち」も入港する。
日本丸と海王丸は両日とも帆を広げないが、みらいへは6日、セイルドリル(展帆訓練)の体験会を行う。参加費は500円。それぞれ先着60人に展帆と畳帆(帆を広げる、帆を畳む)を体験してもらう。
5日は、下松市の和太鼓グループ「降松星太鼓保存会」が歓迎演奏を披露するほか、徳山下松港にちなんだキャラクターを描いた「みなとカード」を使うじゃんけん大会を5回にわたって行う。17時30分からは、日本丸、海王丸、みらいへのライトアップを実施する。
6日は、ゲストにアイドルグループ「STU48」の工藤理子さんと渡辺菜月さんが来場するほか、海上自衛隊小月航空基地に所属する「ホワイトアローズ」の祝賀飛行や日本丸、海王丸、みらいへからの餅まきなども行う。
両日、晴海親水公園ではマルシェイベント「ミナトのミーツ」も開催。地元飲食店やパン、菓子などのマルシェが出店する。5日は徳山駅北口駅前広場などで、水素エネルギーへの理解を深めてもらう「水素ワクワクみらい博」も同時開催する。
周南市商工振興課の広崎博之さんは「盛りだくさんのイベントとなったので、家族や友人と楽しんでほしい。帆船や港を見る機会も少ないと思うので、この機会に親しんでもらえれば」と話す。
開催時間は、11月5日=9時~21時、6日=9時~16時。期間中、徳山駅みなと口から無料シャトルバスを運行し、5日はみゆき口からも運行する。