周南市の徳山動物園(周南市徳山)で4月12日、アミメキリンの赤ちゃんの一般公開を始めた。
今月6日の夕方に母・サクラ(15歳)と父・ゴンタ(16歳)の間に生まれた7頭目の赤ちゃん。現在の体長は180センチ、推定体重は70キロで性別は雄。同園では19頭目の誕生。飼育員の杉原祐二さんによるとサクラとゴンタは相性がよく、子だくさんだという。
同園によるとキリン種は1999年に14万頭いるとされていたが、近年では8万頭と予測され絶滅危惧種にも指定されている。2015年末のデータでは、国内飼育頭数は143頭。動物園でも人気の高い動物として需要も高く、繁殖を目的とした貸し出しも行われている。
13時から始まった一般公開には約30人の来園者が集まり、赤ちゃんがキリン舎から出てくる様子を見守った。最初は母親に続いて恐る恐る外に出てきた赤ちゃんだが次第になれ、母親のまわりを走り回ったり、おっぱいを飲んだりと元気な姿を見せた。
「キリンは子どもの面倒見が良い。優しく接する様子を見に来てほしい」と杉原さん。「ケガなく病気なく順調に育ってもらい、子どもを増やしてほしい」とも。
一般公開は母親と2頭で展示。公開時間は13時~15時ごろ(天候や体調によって変動)で、徐々に時間を延ばしていく予定。
入園料は大人=410円、学生=100円。