徳山駅前図書館開館5周年記念イベント「周南きさらぎ文化祭」が2月3日、徳山駅前図書館(周南市御幸通)で始まった。主催は同館と市民活動支援センター。
昨年11月に来場者数800万人を超えた同館。毎年2月をイベント月間とし、土曜・日曜・祝日を中心に開催。5回目となる今回のテーマは「Let’s“5” have fun!(レッツゴー ハブファン)」。イベントビジュアルは障害福祉サービス事業所「周南あけぼの園」の画家・徳原望さんが担当した。週末を中心に、トークショーを行うほか、ワークショップ、コンサート、市民団体の発表や展示など約30種類の企画を展開する。
4日13時30分からは、2階インフォメーションスペースで、下松市出身の書家・西岡雅宵(がしょう)さんによる書道パフォーマンスを開催。リズムに合わせて同イベントのテーマを書く。
12日は、周南エリアを拠点に活動するグラフィックデザイナーのRe:conne Design(リコネデザイン)沖本道代さんとイラストレーターのセキサトコさんによる「ZINE(ジン)ワークショップ」を開催。「わたしの好きな本」をテーマに、1人1ページずつ書いて冊子を制作する。3階交流室2では、徳山動物園によるモルモットとの触れ合いや動物の形をした陶器の色塗り体験ができる。
19日14時からは、世界各国で野生動物を撮り続けている写真家の福田幸広さんの講演会を交流室1で開き、撮影でのエピソードや野生動物の生態などについて話す。徳山駅前では、近隣地域の特産品を販売する「しゅうなん“地域”マーケット」を開催する。
23日は、周南市出身で2022年ミス日本「海の日」として活動するモデル・属安紀奈(さっか あきな)さんのトークショーを開催。美しく見せる所作やウオーキング方法などについて話す。
25日10時30分からは、3階交流室2で、元サッカー日本代表で「レノファ山口」にも所属していた坪井慶介さんによるトークショーを開催。サッカー選手になるまでの過程や読書体験について講演する。小学生の親子20組限定。11日から3階カウンターで整理券を配布する。
26日14時からは、駅北口駅前広場で和田地区三作神楽保存会が、国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統の神楽を披露する。
櫻澤圭一館長は「コロナ禍で大々的なイベントができていなかったが、今回は17団体による多種多様な内容になっている。大人から子どもまで、何か一つでも楽しめるイベントがあるはず。6年目も、次の5年を見据えながら皆さんと一緒にたくさんの『fun』を作っていけたら」と話す。
トークショーやワークショップ参加には、開催時期に合わせ図書館3階カウンターで配布する整理券が必要となる。2月28日まで。