下松市出身で映画監督の武居正能さんが3月3日、映画「ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…」の地元公開を前に国井益雄下松市長を表敬訪問した。
「ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…」キービジュアル
武居監督はこれまで、円谷プロダクション製作のテレビシリーズ「ウルトラマンオーブ」「ウルトラマンジード」で監督を務め、「ウルトラマンR/B(ルーブ)」では初のメイン監督に抜てきされた。「ウルトラマンデッカー」でもメイン監督を務める。
1月21日にテレビ放送を終えた「ウルトラマンデッカー」の1年後が作品の舞台となる同映画。2月23日から全国公開しており、3月4日はMOVIX(ムービックス)周南(下松市中央町)で武居監督が舞台あいさつを行う。
国井市長は「武居監督のお父さまは昔からの知り合いなので、武居監督とも旧知の仲のよう。ウルトラマンシリーズに地元出身の監督がいるのは誇らしい」と話す。
武居監督は「MOVIX周南は上京した後にできた劇場だが、帰省の度に足を運んでいた場所。地元で自分が手がけた作品が公開されるのが夢で、舞台あいさつをしたいと思っていた。前回の作品では、地元公開という夢が実現でき、今回は初めて舞台あいさつが実現できてうれしい。非常にワクワクしながら帰ってきた」と笑顔を見せる。
武居監督は現在、下松を舞台にした映画の構想を練っているという。「中学生の頃から下松を舞台にした映画を撮るのが夢だった。特撮を絡めながら下松ならではの風景や子どものころによく泳いでいた笠戸島の海水浴場などを組み込み、全国公開できる作品を作れたら」と意欲を見せる。
武居監督舞台あいさつは3月4日12時の上映回終了後を予定する。