4月1日から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されるのを前に総合化学メーカー「トクヤマ」(周南市御影町1)が3月30日、徳山製造所 東門前でヘルメット着用啓発イベントを行った。
同社経営企画グループの中村孝士さんが、社内外交流型価値創造活動「とくちゃれ」の一環として企画した。朝の通勤時間帯に当たる7時30分から周南警察署や周南交通安全協会、社員合わせて約30人が集まり、出勤する社員にヘルメット着用の啓発チラシとタイヤに取り付ける反射板を配った。
自転車事故で入院経験がある中村さんは「ヘルメットを着用していたら頭部への衝撃が弱まったかもしれないと感じた。努力義務ではあるが自分の命を守るため、外出時に靴を履くことが当たり前であるように自転車に乗る時はヘルメットを着用することが当たり前になれば」と話す。
周南警察署の宇野隆幸交通課総務係長は「通勤や通学、趣味で自転車を利用する人がヘルメットを着用して、一人一人が事故を起こさないと意識付けしてもらいたい。今後も交通安全講習などでアピールし、着用を進めていければ」と話す。