光市の温泉施設「三島温泉健康交流施設ゆーぱーく光」(光市三井6、TEL 0833-76-0666)の累計来館者数が4月5日、100万人を突破した。
2012(平成24)年10月、同市が市民の健康増進を目的に町づくりの事業の一環として開設した。大浴場やグループで貸し切りにできる「家族風呂」、サウナなどを備える。館内ではヨガ、太極拳、ZUMBA(ズンバ)、ウオーキング教室などを開く。
100万人目の来館者となったのは同市上島田在住の榊原綾さん・そらなさん夫妻。当日に行われた記念セレモニーでは、光高校吹奏楽部が奏でるファンファーレに合わせてくす玉を割り、100万人達成を祝った。市川熙(ひろし)光市長と同施設の指定管理者でセイカスポーツセンター(鹿児島市)の玉川文生社長が記念品として地元産米「ヒノヒカリ」やかき氷の「南国白くま」セットなどを贈った。
「開館当初から通っていて、中学校や高校の部活終わりに温泉に入りに来ていた。今でも多い時は週3回ほど夫婦で訪れる。記念すべき日に来れてうれしい」と綾さん。そらなさんは「お風呂に入って疲れを取りたいという時に利用している。気軽に足を運べるのが魅力」と話す。
津川輝久支配人は「コロナ禍で1カ月以上休館したこともあったが、ようやく100万人の来館者を迎えることができた。温泉はナトリウムやカルシウムが含まれているため、お客さまからは体がすごく温まると好評。開館から10年以上がたったが、開園時のように清潔な状態を保っていきたい」と話す。
同館の営業時間は10時~21時。月曜定休。入浴料は、中学生以上=620円、小学生以下=410円、3歳未満=無料。市内在住者は65歳以上=210円引き、中学生以上=110円引き、小学生以下=100円引き。