周南市湯野の温泉旅館「紫水園」(周南市湯野、TEL 0834-83-2345)が5月1日、リニューアルオープンする。
1960(昭和35)年に創業し、現在は3代目である西田宏次朗さんが社長を務める同旅館。日本庭園を囲むように建てられた施設内には、離れ5部屋を含む、23部屋を用意する。
今回のリニューアルは、男湯と女湯にそれぞれ露天風呂を設置するほか、フロントロビーとレストラン、客室などを改装した。
テーマは和モダン。フロントの天井には木片を組み合わせた組子細工を施す。エントランスは、来館者が訪れた際に4000坪の庭園が一望できるよう、壁に大きな丸いガラスを設置した。
客室は、全23部屋のうち8部屋を改装し、水回りなどを一新した。25畳の宴会場は、大きな窓から日本庭園を眺めることができる和洋室に改装。ベッドやソファーを備える。
西田社長は、「湯野温泉は、ラジウムを含むやわらかいお湯が特徴。露天風呂から季節の移ろいを楽しんでほしい。新しく生まれ変わった紫水園に立ち寄ってもらえたら」と呼びかける。
宿泊料金は1人1泊2食=1万4,000円~。
現在、温泉旅館「紫水園」や「芳山園」、道の駅ソレーネ周南などでつくる湯野温泉観光協議会は、観光庁による地域再生の支援事業で各施設のリニューアルを行っている。9月には、日本温泉科学会の受け入れを予定する。