花岡八幡宮(下松市末武上戎町)で5月1日、「子供奉納角力(すもう)大会」が開かれた。
明治2年に大人参加型の奉納相撲大会として始まった同大会。日露戦争、日清戦争、第2次世界大戦などで一時中止したが、現在は子ども参加型の伝統行事として今年で148回目となる。
この日は、下松市内の花岡・公集・中村小学校校区から子ども会46チーム約200人の児童が参加。男女混合の1チーム5人、小学生低学年、高学年に分かれてトーナメント戦を行った。
土俵際までもつれ込む熱戦が続き、子どもの声援に交じり、「押せ」「頑張れ」「負けるな」など、ビデオカメラを持つ保護者らの応援もヒートアップする中、満足のいく結果に喜びの声を上げる子どもや、悔し涙を流す子どもの姿が見られた。真剣に取り組む姿に会場からは大きな拍手が送られた。
主催スタッフは「子ども会の活動離れや相撲離れなど、近年参加者が減少傾向にあるが、150回、200回と伝統ある大会を守り続けていきたい」と話す。
高学年の部は南花岡上チーム、低学年の部は花岡東チームが優勝した。