「ジビエ専門炭火焼き 山厳寒(さんげんかん)」(周南市昭和通、TEL 0834-34-8847)が7月7日、昭和通にオープンした。
店主の三吉めぐみさんは、広島県庄原市(旧比婆郡)出身。猟師の父親を持ち、幼い頃から当たり前のようにジビエを食べていたという。イノシシや鹿肉などのジビエ本来のおいしさを伝えたいと出店した。
店舗面積は約82平方メートル。席数は、カウンター=4席、テーブル=26席。個室も用意する。店名は実家が山に囲まれ、厳しい寒さが訪れることから名付けた。実家をイメージして装飾したという店内には、鹿やイノシシの毛皮、鹿の頭骨などを飾る。
メニューは、イノシシ肉を使った「ネギポン」(450円)や炭火で焼いた「串盛り合わせ」(1,700円)、「鹿肉のローストわさびしょうゆ」(900円)、「猪肉のローストニンニクソース」(850円)、ドイツで食肉加工の修行をした猟師が作った型に入れて焼いたソーセージ「フライシュケーゼ」(880円)と「ジビエソーセージ盛り」(1,350円)などを用意する。
コースは、仕入れ状況に応じて鹿やイノシシのロースやモモ、バラなどの部位から3種の焼き肉(240グラム)を含むメニュー(4品=3,900円、5品=5,800円、8品=7,800円)を用意する。
三吉さんは「プロが処理したジビエは素材の持つ味だけで十分勝負ができる。赤身は味に深みがあり、くせも少ないので食べやすく、イノシシも鹿もジビエデビューにお薦め。この時期は焼き肉がメインになるが、冬場はしゃぶしゃぶや鍋も提供したい」と話す。
営業時間は17時~22時。日曜・祝日定休。