ダンススクールの生徒らによる発表会「yoshimura dance center 第10回記念発表会」が8月13日、スターピアくだまつ(下松市中央町)大ホールで開催される。
yoshimura dance center 第10回記念発表会の練習の様子
発表会を開くのは、ダンススクール「ヨシムラダンスセンター」(下松市大手町2、TEL 050-3504-8181)。同ダンススクールは元劇団四季メンバーのバレエ講師・礼(あや)よしむらさんが2004(平成16)年に開校した。クラシックバレエやジャズダンス、ボイストレーニングなどを教え、3歳から70歳代までの幅広い世代が教室に通う。生徒の中には、バレエコンクールやダンス大会の入賞者も多いといい、大学舞踏科や国外のバレエ学校進んだ卒業生もいる。
発表会は、2年に1回開催していたがコロナ禍を経て、ゲストを迎えては4年ぶりの開催となる。10回目を迎える今回は、生徒74人と国内外で活躍するゲスト4人を迎え、3部構成で上演する。
1部では、クラッシックバレエを展開する。同市出身でアメリカンバレエシアター付属ジャクリーン・ケネディ・オナシス・スクールに留学中の松原綾香さんも参加する。ゲストのベラルーシ国立ボリショイ劇場バレエ団に所属していたプロバレエダンサー・倉智太朗さんとカナダのビクトリア・インターナショナル・バレエアカデミーに留学していた元生徒の藤井柚里さんが2人で踊るパ・ド・ドゥを披露する。
2部はフリースタイルダンスを展開。ゲストの長門市出身で劇団四季に所属していたアーティスト・滉一さんの歌に合わせ、幼稚園から小学1年生の生徒が滉一さんと共にジャズダンスを披露する。演目は美女と野獣の「変わりもののベル」。
3部に上映するクラシックバレエは、ルイス・キャロル原作の「不思議の国のアリス」を題材としたオリジナル新作。オーストラリアバレエ団でバレエマスターを務めるチャールズ・アンダーソンさんたちと共同制作した。生徒らは1月から7カ月にわたり練習し、月に1回はオンラインでアンダーソンさんの指導を受けたという。アリス役は、川元咲季さん(徳山高校2年)と伊藤月路さん(華陵高校1年)。白うさぎ役は、9月からベルギーに留学する村上冬一さん(通信制高校1年)が務める。
「コロナ前は、対面でないとレッスンができないと思い込んでいたが、オンラインでもレッスンが出来ると分かって状況が変わった。アンダーソンさんにレッスンしてもらったおかげで、新作に挑戦することができた」と礼さん。「ゼロからスタートの新作は初めて。映像や小道具も多く、見どころも多い。生徒たちが早変わりでさまざまな役を演じる様子も楽しんでもらい、一丸となって取り組んでいる姿を見届けてもらえれば」と話す。
13時30分開場。14時開演。入場無料だが整理券が必要。